栗材
栗材(クリ材)
栗材は、タンニンを含む木材です。
【タンニン】
柿渋や栗の渋などの渋い(苦い)成分です。
多くの植物の葉などに含まれ、葉が動物に食べられのを防いでいます。
栗材の背景
クリの材はタンニンを含むことから耐腐朽性に富み、土台材、風呂板、流し台、屋根板、杭木、橋、櫂、船材などの水湿の多いところに使われました。
また、現代病であるシックハウス病対策としても注目されています。
こうして生活に非常に密着した存在でもあったにもかかわらず、栗の材を認知する機会はほとんど無く、その存在感が希薄になっているのが現状です。
あまり目にしない原因は、木材の資源として良質・大径の栗材の生産が落ち込んでいるという事実があります。今では栗の大径材はたいへん貴重となりました。
栗材の良さ
栗材の色合いはやや地味で、環孔材特有の木目が適度に出て、実に穏やかな質感で日常の家具、器具の素材として飽きのこない親しみの持てる素材です。
当社の製品
栗材は、土台用や化粧物にも利用可能な丸太を揃えています。
丸太の側で取れた製品として、栗フローリングも取り扱っています。